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八日市・護国の町並みと内子座 ― 黄色い漆喰と、復原された芝居小屋

四国で最初に重伝建へ選ばれた約600mの町並みと、取り壊しの危機を越えて復原された大正の芝居小屋。

四国で最初の重伝建

内子町八日市護国伝統的建造物群保存地区は、昭和57年に四国で初めて国の伝統的建造物群保存地区に選定された。保存地区は主要街道沿いの約600mの範囲に広がっている(2022年3月時点)。歩いて通り抜けられる長さの中に、町家が連なっている。

黄色い壁と鏝絵

八日市・護国の町並みには、近隣地域で採掘された土を使用した、黄色みを帯びた漆喰壁が見られる。白ではないその色が、この町並みの印象を決めている。

重要文化財本芳我家住宅の主屋や土蔵には、鶴や亀などの漆喰彫刻や、商標の旭鶴を描いた鏝絵が施されている。木蝋資料館上芳我邸の主屋は、製蝋業の最盛期であった明治27年に上棟された。装飾の細かさは、当時の職人を雇えた財力の裏返しでもある。

内子座

内子座は、大正5年2月、木蝋や生糸等の生産で栄えていた時代に建設された。町が豊かだった時期に、芝居小屋という娯楽の場が用意されたことになる。

その後、老朽化による取り壊しの危機を経て、町民の熱意により復原され、昭和60年10月に劇場として再出発した。保存された町並みと同じく、いったん失われかけたものが選び直された建物である。

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出典・参考資料

最終確認: 2026年8月